九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

関西よつ葉連絡会/(株)ひこばえ 訪問

ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。

1月18日大阪/茨木の「関西よつ葉連絡会/(株)ひこばえ」を産直クラブシステム開発スタッフと一緒に訪問しました。「関西よつ葉連絡会/(株)ひこばえ」は自然食品宅配業界では今や日本で2番目会員と売上規模の事業体で、グループで牛・豚・農産の農場から豆腐/惣菜/パンなどを持ち、生産から加工、販売までを一貫して自社グループで事業化しています。私は1993年からの10年間を「関西よつ葉連絡会/(株)ひこばえ」の代表取締役を務めて、その後に九州産直クラブを福岡を拠点に立ち上げた経過があり、産直クラブの創立には大変お世話になりました。この日は、(株)ひこばえの新社長に福井さんが就任されたことのお祝いと産直クラブのコンピューターシステムの改善をよつ葉グループのコンピュータ会社である(株)クリエイトに相談する要件での訪問でした。

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茨木のよつ葉自社ビル

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よつ葉グループの各社の事務所が入っている

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左から鈴木前社長、福井新社長、吉田

 

令和初仔牛競り

 

ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。

年明け1月8日、菊池農場あか牛の生後10ヶ月になる仔牛5頭を熊本県家畜市場で行われる競りに出しました。

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前日に畜産組合の方が肥育舎に来てくれて、仔牛5頭を市場に搬入してくれました。

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熊本県家畜市場 大型トラックで競りに出す牛が搬入されます。

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競り当日、朝7時から控え場に仔牛を繋ぎ、きれいに毛並みをブラッシングしてあげて出番を待ちます。手前左手5頭が菊池農場の仔牛、草を中心に給餌しているので他の牛に比べて随分と小ぶりです。

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競り場に入る前に体重を測ります。他の10ヶ月仔牛がおおよそ350キロ、ウチの仔牛は250キロというところでした。

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競り場には約300人のセリ参加者が競ります、大相撲国技館みたいにすり鉢型です。

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競り落とされた仔牛は場外で買主を待ちます。

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ウチの一番小ぶりの仔牛は個人の方に引き取られました。

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大きな牧場に競り落とされた仔牛達は大型トラックで引き取られて行きます。

今回の競りの成績は上々でした。

・はるこ子 去勢 299キロ 55

・もも子 去勢 236キロ 44

・ななこ子 メス 252キロ 41

・なみこ子 去勢 205キロ 17

ひめゆり子 去勢 201キロ 38




 

ドリームグループの仕事納め

ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。

2019年から2020年へと年が変わります。

ドリームグループ のオーガニック店舗・ナチュラナチュラルとオーガニック宅配の九州産直クラブも12月31日に仕事納め、新年は1月5日より仕事初めです。

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ソウリ市場と店長・坂本さん

オーガニック3店舗は12月31日17時に店じまいです。年末は天然魚や無添加おせちの予約を沢山いただきました。今年は17時には魚・豆腐・野菜・肉などの生鮮品はすっかり売り切れました。ソウリの魚売り場もきれいに空っぽです。

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オーガニック九州産直クラブのトラックも12月31日17時にはセンターに戻ってきて、これから6日初配達までお休みします。

 

藤田忠君、追悼。

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ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。

2019年11月23日、僕がロンドン出張から戻った翌日、西南大学から地域生協づくりと社会の改革を目指して時空を共にした仲間が逝った。

藤田忠、享年66歳。

葬儀は彼の息子さんと娘さんとその親族の方々が準備された。

葬儀では弔辞を読ませていただいた。

 

友のご逝去に際し、弔辞を読ませていただきます。

⬛️悲報は西南大学中国研究会の仲間の朝長君が知らせてくれた。あの頃の西南中国研究会の部室は「造反有理」などの落書きとタバコの吸殻で散らかってはいたが、僕らの「安息の場所」であった。もしかしたら、そこは君や先に逝った本畑(葉室麟)や佐々木敏雄などが一番帰りたい場所であるのかもしれない。朝長君は君と同時期にグリーンコープを退職し、その後、ディサービスや産直クラブの仕事を手伝ってくれたりもしてくれたが、大きな病気を経て、今は日々を淡々と送っている。君と最後に飲んだのも朝長と3人だったね。

⬛️藤田、君の事で思い出すのは、やはり青春の多感な時期を共に過ごした西南大学時代のこと。当時はいわゆる大学闘争/全共闘時代の最後の季節で、折々のデモや集会を行うに際して、君はあの大きな目をギョロリと見開いて、「ドジオさん、その方針は違うのではないか?」とよく異議をはさんでいた。当時西南大学活動家グループのリーダーであった僕だったけど、僕の優柔不断な方針対して、君はいつも原理原則を対峙させていた。

⬛️君と初めて会ったのは、1972年初夏の西南大学キャンパス。僕が赤いマフラーを首に引っ掛け、大きな立て看板の前で「産学協同/大学管理体制の打破」を訴えてアジテーションをしていると、君は「のっそり」と近づいてきて、「僕も一緒にやるよ」と声をかけた。後で聞くと藤田は北九州では有名な反戦高校生活動家だった。以来、約4年間、よく意見の違いを言いあった。僕は「地区ソビエト樹立論」、君は「レーニン主義の党建設論」が好きだった。が、君はいつも最後は論を譲った。決して正論で押しきらず、最後はみんなに譲った。今思えば、それはいつも君の根っこにあった「優しさ」がそうさせていたのだろうと思う。いや、論の正しさを競い合っても、それで相手を圧倒する事のむなしさを君は知っていたのかもしれない。

⬛️君はいつもよく本を読んでいた、新聞も隅から隅までよく読んでいた。とくに「政治思想」とは仲間の誰よりも真摯に向き合い、マルクス毛沢東から吉本隆明まで幅広く、かつ深く読んでいたように思う。適当で、浮気性で、朝令暮改の僕とは対照的で、いつもじっと考えていた君は、最期は何を思っていたのかを聞きたい気がするが、それはもう叶わない。

⬛️「悶々とした大学」を去るにあたって、多くの活動家仲間がその頃流行った「大学から地域へ」という雰囲気の流れで地域生活協同組合づくりへと入っていったが、君は「労働者として生きる」と言ったかどうかは知らないが、大きな漬物会社に就職した。大学を去るときの君が何を思っていたかはわからないが、安易に「職業としての生協」を選ぶ事にある種の「活動家としての矜持」があったのだろうと思う。後に、地域生協でうろうろしていた僕に「オレも合流するよ」と言って、生協に入って来てくれたが、君はやはり最後まで生協は好きではなかったようだった。

⬛️シャイで私生活は滅多に語らない君だったが、最初の職場で知りあった彼女を、「結婚しようと思う」と紹介してくれた。その時は「(堅物の)藤田も結婚するんだ」と嬉しかった。最初の娘さんが生まれた時も飲んだ、僕は知らなかったがその時ウチの奥さんに「ユキちゃんの名前をもらったよ」と君は言ったらしい。数十年を経て、奥さんが亡くなった時も、僕を呼び出してくれて静かに酒を飲んだ。

最後に呼び出されたのは数年前だ、「言っておかなければいけない事がある」と春吉の福喜で飲んだ。「あやまらなければいけない事がある、オレは、大学に入ったのは党派の指令だったんだ。入ってからも党派に西南の動きをレポートをしていた。これだけはドジオに言っておかなければ」と酒を飲んだ。当時藤田は「僕らが好きではなかった党派の非公然同盟員」であった、という事が藤田の長年の重しとしてあっただったのだろう。

ヒトには、誰にも言わず、墓場まで持っていかなければいけない事もある。でも、その前にナマリを吐き出してくれて良かったと思った。そんな事はどうでもいい、僕たちはそんな律儀な藤田が好きだったのだ。

⬛️西南共闘の仲間も、何人か鬼籍に入った。僕らもそういう歳だ。

藤田、次はいつ会えるかはわからないが、会える場所はわかっている。

あの場所で、また、静かに酒を飲んで、酔っぱらったら「インターナショナル」を歌おう。

12月ドリームグループ年間総括合宿

ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。

12月14−15日はドリームグループ幹部合宿を熊本・菊池のDG研修所で行いました。東京、神戸、福岡から10名の幹部スタッフが新しく床を杉材に張り替えた改装研修所に集まり、まずは宿舎と研修所の片付け・草刈りを午前中にみんなでおこない、1年の総括と来年度への方針を各責任者の提起を受けて検討しました。キーワードは「原点に帰る、かつ状況に対応する」です。合宿では「人(スタッフ、会員、生産者)が育つ仕組みをつくる」「来年1月から週休2日制を実施」「来年4月に《産直くらぶねっと》をスタートさせる」を決めました。

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まずは全員で研修所の草刈り

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焚き火の煙が目にしみる

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夜は同じ山あいの走る豚:武藤さんも参加して宴会です