九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

セブ島南部マンゴー産地訪問

ココナツの木が林立する産地に立つ蒲池さんf:id:sancyoku:20140508172200j:plain

台風でも倒れなかった古いマンゴーの木の前で生産者と

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オーガニック:九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

58日は工場でのミーティングの後、セブ南部地域のマンゴー生産者エリアを訪問しました。昨年11月の台風で高年齢のマンゴーの木が倒れたり、実や花が落ちたりしましたが、ようやく、新しい花が咲きだし、受粉が始められていました。台風にもめげずに残った実は、それなりに大きくなりいくばくかの出荷もされていました。まだ、本格的な収穫には程遠く、当面はミンダナオなど他の地域の農民組合からの原料提供を受けて、ドライマンゴーやピューレの加工製造を行います。また、マンゴー産地には必ず10m以上もあるココナツの木があります。今回の復興企画の柱にはこのココナツの加工品をつくって販売する計画があります。果肉はまず油を搾ってココナツオイルに、つぎに煮詰めてココナツシュガーをつくり、木皮は炭焼きでチャコール(炭)にして燃料や消臭剤商品にし、木酢液はナチュラルファーミングの虫除けスプレーにとあますところなく加工商品化します。今回の復興資金創出企画は、身近なアイディアで自分たちの手で復興資金をつくりだそうという取り組みとして進んでいます。

それにしてもフィリピンに子どもたちが多いこと-特に産地(エリア)に入ると赤ちゃんや子どもたちの声がそこら中にこだましています。子どもを見かけることが難しくなった日本の農業生産地とは大きな違いです。この産地ですが、フィリピン近代史では「農地を農民に開放する農地改革」が不十分で、いまだにいくつかの巨大ファミリーが土地を独占所有しています。そして農民のほとんどはその土地を借りて耕す(季節)小作労働者です。それこそ「1%の資産家が99%の人々を支配する」世界が続いています。そこには「絶対貧困」が階級として存在しており、農民はずーっと貧しいままの生活を強いられているそうです。その現実があるがゆえにフィリピンではSPFTCのようなフェアトレード組織が多く活躍しています。