九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

宮崎:川南町 地域飼料開発会社「宮崎サンエフ」さん 見学

大きな農協倉庫を改造した餌製造工場f:id:sancyoku:20140827144641j:plain右から綾豚会事務局の江島さん、興農ファーム代表の本田さん、宮崎サンエフ社長の遠藤さん、吉田

f:id:sancyoku:20140827144218j:plainオーガニック九州産直クラブ社長の吉田です。

8月27日、焼酎会社の後に、宮崎まで足を延ばして、地域食物残渣を畜産飼料化している「宮崎サンエフ」さんを見学させてもらいました。古い巨大な農協倉庫を飼料製造倉庫に改造し、古い魚粉加工機など多種の機会を組み立てあわせた、まるで小さな発電所を思わせる工場で、農業生産物を中心に、酒粕、雑魚やコンビニ廃棄物など様々な残渣を集めて、畜産飼料に再生されています。興農ファームの本田さんが北の果てで国産飼料を開発生産されていますが、ここの社長の遠藤さんはその本田さんの実践理論に突き動かされて南の地でこの仕事に入ったそうです。遠藤さんはもともとは養豚農家で、ここでつくった飼料で豚を育てると「融点が低い豚肉」ができ、焼いても縮まらずに脂身がふっくらとしてとてもおいしいそうです。宮崎大学や南九州大学が協力して豚肉の成分分析をしてくれており、人間用の食べものの残渣はグルタミン酸濃度が高く、飼料としては贅沢で、その残渣を豚が食べると良質の肉ができるとのことでした。「日本の穀物自給率を下げているのは畜産」「食糧の地域内循環が基本」「発酵(分解してアミノ酸を出す)がコツ」などと本田さん理論の実践を目の当たりにしました。ここでつくる畜産飼料コストはキロ30円位(トン3万円位)になるそうで、多分、僕たちの飼料代の半分くらいではないかと思います。実は、ドリームグループでは㈱自立農畜産という会社を運営していますが、この会社は「輸入飼料に頼らない自立した畜産を作り出そう」という理念を実践するために作った会社です。いまだ、本田さん、遠藤さんの足元にも及びませんが、できるところからコツコツを自分たちなりに進めたいと思います。