九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

ロンドン ナチュラルクリニック 芝龍之助鍼灸師

冬に向かうロンドン・リージェントストリートf:id:sancyoku:20141105235706j:plainナチュラルクリニック受付で芝龍之助鍼灸師と

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オーガニック九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

秋の収穫祭を終え、11月4日からロンドンに入っています。今回の目的は、東京・ナチュラルナチュラル成城店の運営&経営をロンドンの若いスタッフ達にまかせるための打ち合わせです。ロンドンでは日本食品店ナチュラルナチュラルが2店舗ありますが、2008年9月のリーマンショックの時に多くの社員を日本に帰国させ、英国で体を張って頑張ると言って残留する30代そこそこの若いスタッフ達にその経営をほとんどまかせました。僕が口を出さなくなってから売り上げは俄然よくなり、いまでは日本のグループ事業経営を助けてくれるまでになっています。東京のナチュラル成城店はオープンして1年半をすぎましたが、九州からコントロールするより、ロンドンと直接人的・資金的につないだほうがおもしろいことができるだろうということで、この11月から運営&経営をロンドンにまかせていくこととしました。

今回は全日空でははじめて羽田から飛びました(それまでは成田発)。着いた翌日にナチュラルクリニックで治療してもらって、疲れをとりました。治療は芝鍼灸師でした。鍼灸師はみんな変わった人が多いのですが(失礼!)、その中でも芝鍼灸師はとても変わっています。大阪出身で、福岡でグループのみどりの治療院勤務を経て、ロンドンに移動して4年目。とても勉強熱心で鍼灸研究の為なら地球の果てまで行ってしまうような性格で、福岡からロンドンに赴任する途中に行方不明になり、何処へ行ったのかと心配していたら突然ロンドンに現れ、「マレーシアの田舎の島で鍼灸の勉強をしていた」と言うのです。しかも、持ち金は使い果たし、堂々と「前借をお願いします」と。サーフィンが得意で、私はどこかでサーフィンでもしていたんだろうと思っているのですが、本人は真顔で「僻地の島にすごい先生がいて、そこで勉強をしていた」と言います。そんな芝鍼灸師ですが、確かに良く勉強しています。いまは、西洋医学と東洋医学を合わせた「統合医療」を標榜して治療にあたっており、今回もいままでの治療とはかなり変貌して(いつも変貌進化?しているのですが)、「自分がしたい治療」が影をひそめ、「患者さんの為の治療」にシフトしていく道程が垣間見えました。「鍼を打つことにこだわらず、英国のオステオパシィ治療も取り入れている」と言って、鍼と指圧とオステオパシィを合わせた治療をしてくれました。シャイで自分を表現するのが上手ではありませんが、成長が楽しみな治療者です。(・・・と偉そうに評価するとおこられそうですが、)