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九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

大連・アジア開発協同組合

左から:苗さん、吉井さん、平田さんf:id:sancyoku:20141208103848j:plainオーガニック九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

12月初めにアジア開発協同組合代表の苗さんと菜種油一番搾りの平田産業社長の平田さんを熊本・菊池のシリカファームと吉井牧場に案内しました。平田さんはもう40年来のおつきあいをいただいている僕たちの大先輩で、苗さんは中国・大連出身で平田さんの友人、福岡で日本語学校を経営しておられますが、平田社長と中国・大連を起点に「食べものの産直事業」を立ち上げたいと話をはじめておられます。食べものの産直事業をスタートさせるにはまずは「牛乳・卵の宅配から」ということで小さなミルクプラントのシリカファームと100頭規模のホルスタイン乳牛牧場の吉井牧場を参考にしようということでおいでになりました。

実は大連は僕にも思い出がある都市で、20年程前に関西よつ葉連絡会・ひこばえの社長を務めていたころ、同じグループの中華ファミレスチェーンの(株)麺カンパニーの社長も兼務しており、その麺カンパニーが中国・遼寧省に日本の麺打ち機械を持ち込んでラーメン屋をはじめ、その展開で何度も足を運んだことがあります。そのラーメン屋は3店舗ほど展開しましたが、時期尚早で5年間ほどで撤退しました。その時に中国に赴いた西南大学の後輩の伊東美登里さんはいまも香港の隣の都市の深センで働いています。苗さんは吉井牧場のホルスタインを見て「これな何という牛ですか?」と聞いて、スマホに「ホ・ル・ス・タ・イ・ン」と録音していました。中国では牛乳の冷蔵流通がまだ為されておらず、日本の1960年代と同じで輸入粉ミルクが主流。ホルスタインという乳牛種は一般には知られていないようです。一部、いわゆる牛乳もありますが、スイスやフランス、ニュージーランドなどからの輸入LL牛乳です。中国唯一のパスチャライズ牛乳はアサヒビールが青島で製造している「アサヒ牛乳」で、中国全土の高級スーパーで売られています。苗さんは今後、オーガニックハウス夢広場や九州産直クラブの見学を予定されています。

実は、大連現地の社会運動グループからも「安全な食べものの生産と流通をつくりたいので一緒にやってくれ」との話があり、3年ほど前から大連に通っています。食品や水・空気がひどく汚染されている今の中国は、僕たちが40年程前に「食べもの運動」を始めた頃の日本の状況によく似ており、公害問題がいたるところで噴出しています。僕たちの経験が中国の人々の暮らしに生かされるのなら、出来る限りの協力をしていきたいと思います。