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九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

平戸島訪問 長崎

平戸:南新会のみなさんと交流                            f:id:sancyoku:20141223195604j:plain

メンバーの船で定置網漁を見学。イカ、スズキ、あら、きびなごなどが入っていました。ピンク色のタイがきれいでした。

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オーガニック九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

12月23日、長崎県平戸島を尋ねました。平戸の農&漁業者の方々約25名が2年前に「南新会」というグループをつくりこれからの農漁業の展望をひらこうとしておられ、その為の商農漁業提携の相談をしました。平戸は人口約3万人の島で、この40年で人口が半減しています。おもな産業は農漁業で、農業は15坪ほどの段々畑が海岸線から山の上まで切り開かれています。漁業はうちわエビ、ヒラメが有名で、イカ・スズキ・あらなど多種の魚が獲れ、平戸の港に水揚げした後陸送で博多魚市場に送っておられます。昔は捕鯨の町として有名でした。平戸といえば、鎖国時代はオランダやポルトガルとの国際貿易港でした。また、隠れキリシタンの島としても有名で、まちには美しいキリスト教会があります。

そんな平戸の農漁業ですが、農産物自由化&TPPで外国からの安い生産物が押し寄せてくる時代にあって、先の展望が見いだせていません。「段々畑」と政府がすすめる「大規模農業」のコスト競争に未来はなく、品質で勝負するしかないと2年前にグループで有機JAS認定をとり、産直流通に活路を見出そうとされています。漁業も年々、収量が落ち、円安での燃料費高騰が重なり厳しい状況が続いています。そんな状況を踏まえながら提携の相談をしました。その結果、①「産直クラブの自立農漁畜産カタログで『平戸南新会チラシ』をつくって供給してみる」②「夢広場3店舗へ平戸の農漁産物を運び込み『日曜平戸市』を定期開催してみる」という2つの試験取組を検討しようということになりました。全国各地で小さな農漁業者が、将来の展望がひらけずに立ち往生しています。僕たちにいかほどの力があるかは問題ですが、平戸の皆さんと産直クラブとの提携が日本の農漁業の明日を考えるヒントになればと思います。平戸と福岡は車で2時間半の距離、この距離をどうしていくかがキーポイントのようです。

追記:12月25日の新聞に「平戸の船が転覆」の記事が出ました。24日早朝の事故で、僕たちが平戸を発った朝は平戸の町は大きな驚きと悲しみにつつまれていたことでしょう。インドネシア人3人を含む20人の乗組員のうち、2人死亡・3人行方不明との記事です。お悔やみを申し上げます。その同じ新聞紙上にあと2つの平戸関連の記事が載っていました。「来年1月17日平戸天然ひらめ祭り」の案内と「来年2月1日西九州自動車道伊万里道路4.8キロ開通」のお知らせです。この開通で平戸―福岡は4分間短縮されるそうです。この日の平戸関連3記事はいまの平戸の現状を物語っているようです。なんとか平戸の継続した将来をつくり出したいものです。