九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

オーガニックスーパー ロンドン

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f:id:sancyoku:20141105235959j:plainオーガニック九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

ロンドンのピカデリーサーカスという一番の繁華街に「ホールフーズ」というオーガニックスーパーがあります。うちで運営するナチュラルクリニック(鍼灸・指圧・整体&アロマ・リフレ・ビューティ)から30秒と、同じ地域です。たしか、ホールフーズはアメリカの会社で、「ホール」というのは英語で「全体性」「無垢」「自然」「有機」などを意味すると聞いています。ロンドンのオーガニック食品は主にはテスコやウエイトローズなどの大手スーパーの商品群別陳列台の中で、一般商品と並べてオーガニック表示をして売られています。いわゆる普通栽培の野菜の隣に、オーガニック野菜が並べられており、そのスペースは年々広くなり、いまではスーパーによっては一般商品とほぼ同じくらいの棚幅になってきている店もあります。日本では「特殊にこだわった宅配」での流通がメインですが、ロンドンでは大手スーパー内流通が主流で、それなりの規模をもつオーガニック食品専門店はこのホールフーズのほかにはロンドンでも1,2店舗しかなく、治安の問題もあり産直クラブのような「宅配流通」もわずかです。この繁華街のホールフーズ店は、以前は「フレッシュ&ワイルド」という現地資本のお店でしたが、昨年、オーガニック一番店のホールフーズが買い取って、名前も変更になりました。お店で一番売れているのは「惣菜」です。街中でもあり、イートインコーナーがあり、お昼時はランチを買い求める若いOL&サラリーマンでいっぱいです。野菜など家庭での食生活メインで買い物をしている客はごく一部で、カットフルーツ、ポテトチップ、サプリメント、お菓子などのドライ食品が中心で売れていっています。ただ、農産品は包装なしで販売しています。うちの夢広場はこの店から見ると過剰包装ですね。野菜もくだものもほとんどが1個売りか、量り売りで、レジできちんと対応していました。そういえば、京都の宗接社長のヘルプのお店の卵は1個売りでした。お客様が卵パックを持って来られて、6個とか10個とか詰めておられました。ドイツのベルリンでは、NON包装どころか「容器を持って買い物にきなさい」というお店がありました。牛乳やジュースなどもお客様が容器を持って買いに来られます。軟弱野菜などは包装をなくすと乾燥しやすくなり劣化が早い、という問題はあるようですが、これからは夢広場もNON包装を研究する必要があるのは確かなようです。