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九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

すすき牧場訪問 国産地域飼料を中心とした健康な赤身の牛の飼育

すすき牧場の飼料米やおからを食べて育つ牛たち(黒毛F1)

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農場の広い牧野  左から産直クラブ企画:秋田道子さん、すすき牧場社長、にんじんクラブ企画:森さつきさん、J-net物流:塚本恭子さん             

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オーガニックハウス夢広場&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

6月初めに福岡県宗像市のすすき牧場にスタッフと一緒に行ってきました。産直クラブでは自社牧場ブランド牛肉として「マザービーフ」をこの10年間に渡って供給してきましたが、今年に入って元牛(黒毛和牛の母廃牛)の値段が恐ろしく値上がりし、新規導入&飼育をストップしました。マザービーフは黒毛和牛の子を産み終わった10歳前後の母牛を6カ月ほど自社牧場で飼いなおし、食肉加工したPB牛です。一般的に黒毛和牛はさし(脂肪分)を入れるために牛本来の食べ物(草など)ではないトウモロコシや麦などの穀物を大量に食べさせて不健康に太らせますが、母牛は健康でないと丈夫な子が産めないので、穀物は沢山やらずに粗飼料(草や稲わらなど)を沢山食べさせて、十分な運動をさせて健康第一で飼育されてきています。その母牛で子生みが終了した10歳前後の牛を競りで買ってきて飼い直しをしたのがマザービーフです。その肉質は赤身で、牛本来の深いこくがある味がします。産直クラブでは他に自社農場のPB健康あか牛を推奨牛肉として企画していますが、健康あか牛は1頭飼いにより部位によっては欠品になりやすく、その「部位のカバー」や「比較的安い価格帯の良質な牛肉」としてマザービーフを位置づけてきましたが、マザービーフの飼育供給停止をうけて、その後継としての牛肉を探しています。今回はその調査活動としての訪問です。すすき牧場は、以前はオーストラリアからアンガスの子牛を輸入して、輸入非遺伝子組み換え飼料で飼育していましたが、昨今の円安の影響が大きく、輸入子牛と輸入非遺伝子組み換え飼料を基本とした畜産ではコスト高でやっていけなくなり、これまでのやり方を転換して「国産牛と地域飼料での畜産」を再方針とし、「トウモロコシなどの輸入穀物飼料と多投したサシ(脂肪)重視の肉」ではなく、「地域から産出される国産飼料中心の餌で育てた赤身が美味しい肉」を目指して牛の飼育をされています。九州産の子牛(黒毛和牛第1交配雑種:F1)が九州の飼料米や地域の豆腐屋さんのオカラなどで育ち、手ごろな価格帯の健康な赤身がおいしい牛肉が会員さんにお届けできればと思います。