九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

恋するマロン 伊万里:大河内農園 かぼちゃの糖度 冬至南瓜

大河内さんのかぼちゃ畑 黒いマルチの穴から冬至南瓜の苗が顔を出している。マルチの間にソルゴ(牧草)が生えている。f:id:sancyoku:20150818135157j:plain

大河内さんの恋するマロンは糖度計で19.5を指した。

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かぼちゃ畑をバックに夢広場の店長達:左から柳田春日店長、白水長丘本店長、石井マリナ店長、大河内さん、田元店舗事業本部長

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オーガニックハウス夢広場&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。        

8月18日に夢広場店長たちと佐賀県伊万里の大河内さんのかぼちゃ農園を訪問しました。福岡から車で1時間半、往きは僕が運転して、店長達は車中店長会議をしていまいた。大河内さんのかぼちゃ畑は1.2hrの梨畑が廃園になった後に開墾されて13年、栽培の特徴は農薬を使わずに「リビングマルチ(黒いビニールのかぶせ)とソルゴ(牧草)」を利用しておいしいかぼちゃをつくるところです。ソルゴの方向にかぼちゃの弦を伸ばせてからませると、ソルゴは水分の保全や防虫などの役割をしてくれます。また、ソルゴが伸びると切り倒してスキワラの役目を果たしてかぼちゃを保護してくれます。ソルゴは雑草抑制や連作障害防止、地力アップにも役に立ち、大河内さんの農法の秘訣のようなものだそうです。今植わっているのは冬至南瓜でマルチの穴に「恋するマロン種のタネ」を一つ一つ直撒きし、10月下旬から11月中旬に収穫し、来年3月位までが出荷期間です。9月中旬に花が咲き、交配受粉は周辺に生息する黒ミツバチに頼んで、開花から40日くらいで収穫し、20度の定温倉庫で1か月熟成して出荷する段取りです。この春のかぼちゃはミツバチが少なくて受粉が上手くいかずに、小田原の養蜂家からミツバチをひと箱飛行機で送ってもらって、2週間畑に放したそうです。(終わったら巣に戻ったミツバチを箱ごと送り返すそうです。)畑見学の後、20度の定温倉庫で貯蔵していた春かぼちゃを試食しました。生のままでもあっさりとしておいしく、今はやりの「サラダかぼちゃ」でなくても、大河内さんの恋するマロンを生サラダにお勧め出来るなと思いました。食べたかぼちゃを糖度計で測ると、なんと19度越え。通常は糖度13度の甘さを目標としているとのこと。一緒に出された伊万里梨を測ると糖度12度でした。スイカの糖度が13度平均なので、大河内さんのかぼちゃの美味しさが客観的データで確認できました。