九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

ロンドンオーガニック センズベリーの商品配置政策 ナチュラルナチュラル&夢広場

ナチュラナチュラル&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

日本のナチュラルナチュラル&夢広場店舗では商品政策の改革を行っています。その参考の為にニューヨーク、ブリスベン、ロンドンの代表的な店舗の視察を行ってきました。前回に引き続き英国大手スーパー・センズベリーの商品配置政策を報告します。

ロンドンのセンズベリーは日本言えばイオンのような立ち位置で、大手でショッピングモール展開と街中小店舗展開の両方を推し進めています。そのセンズベリーの商品配置は「オーガニック」「テーストディファレンス(味、質が違うよ)」「センズベリーブランド」「ベーシック(基本、底)」です。この「ベーシック」は「明確な低価格商品」とわかり、すぐに手が出てしまうような安い値段をつけています。きちんと選択しやすい表示の4者配置をし、それぞれのお客様に適した選択をしてもらうことで、選択肢の一つとしてオーガニック食材も堂々と売れていっています。ここらへんの努力をうちの店舗は怠ってきたようです。「オーガニックはいいんだから、買うのが正しいのよ」みたいな店づくりをしてきたことを反省しながら、ロンドンの店舗を眺めました。

下は牛肉、左が「オーガニック」、右が「テーストディファレンス」。英国では牛、豚、鶏のオーガニックは常識ですが、日本では見ることができません。

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下写真は豚肉の3者配置、左から「ベーシック」「センズベリーブランド」「テーストディファレンス」、値段もその段階で明確につけてあります。

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ヨーグルトの2者、左が「オーガニック」、右が「センズベリーブランド」。オーガニック乳製品の値段は高くありません。

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ニンニクの2者配置、左が「オーガニック」、右が「ベーシック」。財布が乏しいときはベーシックに手が行きますよね。

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