九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

ふくおか緑の党総会 荒木龍昇議員 江藤真実さん 池天平さん、本河知明さん

ナチュラル/夢広場&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

3月26日、オープンしたばかりのnatural natural博多リバレイン店で元福岡市会議員の菊川千賀子さんと待ち合せて、一緒に「ふくおか緑の党」の年次総会に行きました。菊川さんは長年の「福岡パレスチナの会」の仲間で、先日は夫の菊川憲司さん(夢広場初代代表)を一緒に見送りました。総会は、以前の「みどり福岡」頃は毎年参加していましたが、「ふくおか緑の党」に組織をリメイクしてからは初めての参加です。会費は払うけどあまり真面目な会員ではありませんね。

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ふくおか緑の党は2006年2月に設立(当時は「みどり福岡」、2013年5月に改称)。木枯し紋次郎で有名な役者で元国会議員の中村敦夫さんが提唱した「緑の政治」と同調し、「福岡から緑の政治を実現していこう」という考えのもとに現福岡市会議員の荒木龍昇さんが提唱して発足した組織。福岡市議会における「緑の党の市議の複数化」をはじめ、福岡市長選挙や福岡都市圏の選挙にも取り組んできており、同時に反原発や反安保法制や地域の環境問題に取り組み、2015年4月の福岡市議選では江藤真実さん、池天平さんの新人2人とともに複数化に挑戦しましたが、現職のあらき龍昇1人しか当選できませんでした。「2019年こそ複数化」を大きな活動方針としています。総会では元九州産直クラブ職員で荒木さんの秘書として出掛けて行った本河知明さん(2003年市会議員選挙立候補→「荒木さんの後継者」と総会で言われてました)が議案提案をし、昨年の市議選挙に立候補した江藤真実さん、池天平さんも参加されていました。次の選挙にはぜひ、みどりの市議会議員が複数誕生したらいいですね。

【総会であいさつをする荒木代表】

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 荒木龍昇さんは大学時代(彼は九州大学、僕は西南大学)から一緒に大学生協の理事・組織部員をやっていた友人で、公害問題への取り組みや地域生協の設立(彼はふくおか西部生協、僕はふくおか南部生協)などを共にし、地域生協がグルーンコープとして連合→合併し大型化していく時代に時期を一にしてお互い生協を離れ、彼は市会議員として活動してきています。13年前に九州産直クラブを立ち上げる時は非常勤役員を引き受けて力を貸してくれていました。世間には時々、「本当にいい人」がいますが、荒木さんは本当に無私で社会政治活動にまい進する「本当にいい人」です。いつもえらいなぁと尊敬しています。何事にもぶれず、誰をも区別せず粘り強くつきあい、巧言令色を用いず実直で、朝令暮改のいい加減な僕とは全く逆の人格者です。で、とても頑固な彼が自分の意志にそぐわない事をしたのは、5年前の3期目の選挙の時に僕が「もう少し見かけをキレイにしたら」と言って、しぶしぶ理髪店に行ったことくらいでしょう。あれ以来、彼の外見はいつもキレイになったなぁと思っています(キレイにしたら、結構、評判が良かったのでしょうか)。にしても、25年間以上に渡る政治活動で、全ての結果を自分で負いながらコツコツと歩みを重ねていく姿勢には頭が下がります。みなさんもよかったら「ふくおか緑の党」の会員になってください。

<ふくおか緑の党から市民の皆さんへのメッセージ>

地球の自然環境を破壊しているのは、私たち人間です。空気も、水も、土も、生態系も、そして人間自身も蝕まれています。地球温暖化、砂漠化、酸性雨、化学物質汚染、資源枯渇などの環境・資源問題は、こんにちの産業社会がすでに維持可能な限界点を越えていることを証明しています。近代産業社会は、経済成長が果てしなく続くという前提の上に築かれてきました。人間の欲望は無限で、自然はその欲望を満たす無限の能力を持つと想定されてきたのです。しかしながら、その経済至上主義は産業社会を肥大化し、大量生産、大量消費、大量廃棄のサイクルを増幅させています。その一方で、過剰労働を強要し、貧富の格差を構造化し、人間生活と共同体を破壊する要因ともなっています。先進諸国の経済至上主義と市場・金融のグローバリズムは第三世界の不公正と抑圧を強化し、貧困や飢餓を拡大し、紛争と難民を常態化している原因となってます。もはや、成長し続ける経済はありえません。こんにちの生産と消費、生活のあり方と価値観を変えることでしか解決しえません。私たちは、物質的・量的な豊かさから精神的・質的な豊かさへの方向転換を要請されているのです。近代文明モデルは乗り越えられなければなりません。この人類の闘いは、世紀にわたる長期のものとなります。しかし、地球環境汚染は、時間の浪費を許さないほどの危機的状況にあるのも確かです。社会のエコロジー的転換は、直ちに開始しなければなりません。私たちは福岡で、この「緑の理念」を共有する仲間たちと、ピラミッド型の組織でなく、相互に尊重した対等なネットワークに基づいて、ローカルパーティ「ふくおか緑の党」を立ち上げます。