九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

熊本・小国町黒渕の辛島さん訪問

ドリームグループ(九州産直クラブ&夢広場/naturalnatural)社長の吉田登志夫です。

お盆明けに小国町で田んぼやハウス畑作でお世話になっている辛島さんご夫婦を訪ねした。お盆明けと言っても福岡のお盆のことで、小国町のお盆は7月に終わっていますが、

<辛島さんご夫婦と>

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辛島家は代々、小国町・黒渕町で農業を営まれていますが、辛島さんのお子さんたちは町で仕事をされており農業を継ぐ人がいないということで菊池農場にその田畑を譲渡されました。で、今は辛島さんの指導の下に菊池農場や自立農畜産のスタッフが菊池から1時間かけて通って耕作しています。黒渕町は田畑が段々畑で小さな単位でつくられており、安倍政権の「農地の集約と大規模化方針」には絶対にそぐわない日本の伝統的な農村です。ここも事例にもれず、時代の波に押されて高齢化が進み、約20戸の農家でつくる中山間地共同体の中で62歳の辛島さんが一番の若手だそうです。他の農家さんは皆高齢化し、4,5戸を除いてはみんな辛島さんが請け負って田んぼを作っておられます。この先、辛島さんが農業を辞められるとなったときは後継者問題が即、発生します。「そのときまでにドリームグループが黒渕地域で頼られるようになったらいいね」と将来の展望の話が出ました。菊池とは地域が違うので「小国農場OR黒渕農場」のような地域の名前がついた独立した農業組織がつくっていけたらと思っています。

<日本の原風景のような菊池農場所有の田んぼ:今年はあか牛に食べさせる飼料米を無農薬で育てています。>

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<田んぼの側のビニールハウス:以前はトマトがメイン、いまはキュウリやオクラインゲンなどをつくっています。>

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<ハウスの担当は自立農畜産の若杉さん:辛島さんに手伝っていただきながら秋野菜の準備が進んでいました。残暑が厳しい、>

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