九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

トランプに抗議!ー「エルサレムを戦火に落とし込まないよう」、パレスチナの人々とともにアッピール。

(株)ドリームグループ(九州産直クラブ&ナチュラル/夢広場)社長の吉田登志夫です。

12月17日(日)福岡市・天神で「アメリカ・トランプ大統領のエルサレム・イスラエル首都認可発言」に抗議するデモンストレーションがもたれました。九州各地で暮らすパレスチナ人をはじめとするイスラム国出身の人々や福岡パレスチナの会(大内田代表)や福岡自由学校(大山代表)のメンバーなどが参加しました。私は最後からゆっくりとついていきました。

ドリームグループではジェイネットフェアトレードセンターが世界各地の生産者と草の根的な貿易事業を担当しています。パレスチナからは「手摘みオリーブオイル」や「ナブロス・オリーブ石鹸」などを輸入し、約15年にわたって日本各地の事業体へ卸販売をしています。ジェイネットでは、物のやり取りを通して地球上各地の小さな生産者とつながり、交流し、「戦争と飢えのない平和な世界」をともに目指そうとギリシャ、イタリア、パレスチナ、タイ、フィリピンなどの草の根生産者グループと小さな規模ですがフェアトレード貿易を続けています。輸入することは簡単ですが、販売することがなかなか困難で事業的には苦戦しています。

<パレスチナの国旗を先頭に歩道デモ>

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<女性の隊列:イスラムの女性たちはキッチリとグループを組んで動いていました。>

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<天神街頭でのアッピール>

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パレスチナ問題といえば難しい問題のようですが、実は簡単な問題です。「現実のそこに住んできた人々は、誰がなんといおうとそこに住み続ける権利があり、いかなる理由(利権)があろうとも追い出すことはしてはならない」という原則を支持するかどうかという問題であると私は思っています。そのことから考えれば、綿々と長い歴史を織りなしてパレスチナの土地(現イスラエル国を含む)に住み続けてきた「パレスチナ人(ユダヤ&キリスト&イスラム教徒)」の「パレスチナに主権を持って住み続ける権利の回復」行為を、僕は普遍的に支援したいと思っています。日本の多くの人の誤解は「パレスチナ人=イスラム教徒」という構図で、この問題は「宗教戦争」だと思わされている点です。パレスチナの地には、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒ほか様々な宗教を人生の糧として信じる人々が共存していました(イスラム教徒が多数ですが)。第2次世界大戦の終盤に、イギリス(&アメリカ)が原理的ユダヤ人(シオニト)に対して「ユダヤ人国家をパレスチナにつくってあげるよ」と甘言を発したことで、それまで共存していた隣人関係が「ユダヤ国家樹立のための戦争」で破壊され、500万人ものパレスチナ人が土地を追われ難民となり、未だに故郷に戻れない状態が70年以上も続いています。英米はなぜ、ユダヤ国家をつくらせたのか?膨大な石油資源を持つアラブ地域を支配下に置きたかったためと思われます。

<パルコ前でアピールする女性グループ>

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僕は1970年代にはじめてパレスチナを訪れてから、1982年のベイルートでのパレスチナ難民キャンプでのイスラエルを背景とした虐殺(サブラ・シャティーラの虐殺)の現場も含めて10数回パレスチナ&シリア/レバノンなどに足を運んできました。40年前の頃は「パレスチナ問題はもうすぐ解決する」と安易に思っていましたが、現在は益々、悪い状況に陥っています。青年の頃は「世界は段々、良くなる」とあたりまえのように思っていましたが、でも、(残念ながら)人間の社会はそうではないようであるということが分かってきました。しかし、パレスチナの人々はどんな試練を負わされても、「必ず、祖国に帰還する」という不変の想いを捨ててません。どんな形であるかは、僕にはわかりませんが、パレスチナの人々の権利の回復がなされて、早くパレスチナ(現イスラエル含)に平和が訪れて欲しいと思います。

<ソアリア前の男性グループ>

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<チラシを配るパレスチナ女性(医学に従事)>

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<左は「私はエジプト・日本・パレスチナのミックスです」と元気に話す鹿児島出身の大学生、右は生物を学ぶインドネシアから来ている大学生。彼女らは「エルサレムはパレスチナの首都です。そもそもイスラエルなどは存在してませんでした。」と冴える声(日本語)でアッピールしてました。>

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じゃあ、解決の道はどこにあるのか?即時的には「パレスチナの土地の上にイスラエル国家とパレスチナ国家を共存させる」ということが当面の政治課題でしょうが、僕は「パレスチナの土地に非宗教的&民主的パレスチナ国家を樹立する」という理想は思い続けたい。

<日本語とアラブ語がネイティブのパレスチナ人少女>

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人間は、一人一人の個人でいると理性的で平和ないい人であるのに、そこに「宗教」や「民族」「国家」が介在すると、(介在の仕方によっては)平時では想像もできないような「狂気(失礼!)」に走ることがある。どのような宗教・民族・国家(もしくは会社・党派・組合・家族など)に属しようと、あくまで最終的には「さらりとした個人」を保つことができればと思います。