九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

師走2-那珂川キッチンの「おせち」製造

(株)ドリームグループ(九州産直クラブ&ナチュラル/夢広場)社長の吉田登志夫です。

この季節、おせちの注文を沢山受ける、ドリームグループのPB総菜工場の那珂川キッチンもおおいそがしです。特に先週は製造・出荷で日頃の倍の仕事量となり、僕も「黒豆」の袋詰めの仕事の手伝いに行きました(あまり、役にはたってないようですが、)。もうすぐ那珂川キッチンは創業10年を迎えようとしています。ドリームグループは産直&オーガニックの流通をメインの業務にしていますが、単なる「売手(バイヤー)」になるのではなく、自らの生産することもグループ内で行い、「つくることの大変さ」をグループ内に抱えようと農場や工場を立ち上げ運営しています。でも、ドリームグループ内でさえ、生産企業と流通企業の格差は広がりつつあります。

流通の事業は生産者さんがつくってくださった食べものに流通経費(30%)を乗せて販売するので、経営政策をさわればある程度の粗利益は確保できるのですが、生産サイドの事業はほとんどが構造的に経営に苦しんでいます。農場にしろ工場にしろ、「人手はいない」「経費は上がる」「価格はとれない」の3重苦で、「もう、やめてしまいたい」という気持ちも出ますが、そこは頑張っておられる他の生産者さんのご苦労を思い浮かべて、踏ん張っています。今年も、スタッフさんたちの奮闘で、無事おせちが届けられそうです。

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