九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

九州産直クラブ 2015年終礼

【「来年も頑張るぞー!」で〆ました。】

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ナチュラル&夢広場&産直クラブ社長の吉田登志夫です。

九州産直クラブは12月30日に年内最後の配送が終わり、夕方6時から終礼でした。終礼では産直クラブ事業統括責任者の吉村さんから締めの挨拶があり、みんなで「来年もガンバルゾー」をして終わりました。2015年の産直クラブは大きな事業再編を行い、それまでの急成長を見越した物流事業体制を売上横ばいサイズに大幅に縮小して、損益のバランスをとりました。来年は損益バランスの踊り場がつくれたので、再度、事業を伸ばしていく人事体制をつくり、拡大基調の経営に再転して行きたいと思います。

産直クラブもそうですが、TPPと格差社会到来のなかで産直流通事業全体が大きな壁に直面しているように思えます。有機農産物の生産者は横ばいから減少傾向にあり、日本消費人口は急速な降下現象に入り、「子どもの貧困増大」が1月1日の新聞のトップ紙面に掲載される時代となりました。私たちは安全な食べものの流通を拡げていく社会事業に取り組んでいますが、「福岡県の子どもの貧困は特に深刻で、18歳未満のほぼ4人に一人(約19万人)が貧困状況にある」と新年の西日本新聞が報じているような社会状況になかで、食べものの流通事業者としてどのように生きていくのかを根本的に考え直していく必要があると思っています。ともあれ、2015年は終わり、2016年に入ります。どこかに社会と事業の展望を見つけていきましょう。

こんなことを考えていた12月31日、FCOOP女性ドライバーのトラックが走っていました。「12月31日生鮮品全地域一斉配送」が取り組まれていました。鮮魚やおせちなどを12月31日に自社トラックで一斉に届ける企画です。「負けたなぁ」と思いました。「物量では負けてるけれど、**では負けない」と自負してきましたが、「12月31日」は負けてしまったかな?以前は、小さな産直クラブだからこそ「必死豆炭」でやっていましたが、いまはあちらのほうが「必死」なのかもしれない。来年は夢広場/ナチュラルナチュラルの鮮魚を12月31日に全地区特急便で配達しよう。