九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

神戸産直クラブ:事業説明会

natural/夢広場&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

4月1日はこうべ産直クラブの事業説明会でした。こうべ産直クラブはこの5年間、九州産直クラブ・名古屋:にんじんCLUBとグループとして事業提携をしており、今年5月からのグループとして「共同カタログ企画の拡充」と「地域間農産物シェア流通」を行うことを中心に今年度の事業方針の説明をさせていただきました。阪神地域の生産者・メーカーさんがたくさん集まってくれました。

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こうべ産直クラブは創立から29年の歴史を持つ地域の草分け的な産直事業体で、設立は「こうべ消費者クラブ」という事業名称で運営してきました。「地産地消・身土不二・地域内農産物流通・化学物質徹底排除」などを掲げてとても原則的な運営規律を持って食べもの運動を勧めてきましたが、1995年(平成7年)の阪神淡路大震災以降から会員が減少し、5年ほど前から他地域の産直事業体とグループを組み、「物流の再構築・コンピュータ業務システム導入・共同カタログ政策・商品の共同企画」などの事業刷新を行い、近年は順調な業績を上げています。今年はグループ提携事業の目玉として、5月から「共同カタログ企画の拡大」と「地域間農産物シェア流通」をおこないますが、この狙いは現代の生活・食卓事情に対応して野菜/農産物の企画品目を増やすことです。こうべ産直クラブは「地域の旬の野菜・農産物」にこだわって農産品の企画をしてきましたが、阪神地域の旬の農産品だけでは食卓に必要なものが周年では揃いません。じゃがいも・玉ねぎ・人参・ニンニクなどは1年中食卓に必要だし、料理の素材としてなんらかの葉物菜はいつも傍に置いておきたいものです。安心できる産直・無農薬の野菜/農産物であれば、できるだけ周年で料理に使いたいのが現代の食卓事情です。日本列島は北は北海道から南は沖縄まで南北に細長く、それぞれの地域に四季が間隔をおいて訪れています。サクラに「桜前線」があるように、ジャガイモにも沖縄から北海道まで「ジャガイモ前線」が上がっていきます。間隔をおいて訪れる「各地の旬」をそれぞれ地域同士でシェア交換して、カタログに共同企画として掲載していこうというのが今回の「共同カタログ企画の拡大」と「地域間農産物シェア流通」です。こうべ産直クラブの会員さんにとっては、グループそれぞれの各地域の旬の農産物をシェア企画することで、周年の野菜・農産物の企画が大幅に増えることになります。こうべ産直クラブの会員さんが「安心な野菜が増えた良かった」と喜んでくれればと願います。

<事業説明会の後は、神戸・中華で生産者・メーカーさんとの交流を楽しみました。>

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