イタリアン陶器の町:ヴエトリ
ナポリ近郊、陶器の町:ヴエトリの陶器工場の前で、
素晴らしい色彩の陶器のテーブル
オーガニック九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。
ナポリ近郊のパスタ生産者グループ「ビオイタリア」を訪ねた帰り、ふと地図を見ると「ヴエトリ」の文字が目に入りました。実は、僕は若いころヨーロッパ&アジアの陶器・雑貨・アンティークの輸入販売の仕事をしていた時期があり、27歳のときにはじめての外国仕入れの旅で訪れた陶器の町が「ヴエトリ」だったのです。英語が全く通じないイタリアの田舎を「アンティカ・チェラミカ・パブリカ(イタリア語で「古民芸調の陶器の工場」)」を連発して陶器工場をさがし回り、ようやく辿りついたのがヴエトリの町でした。イタリアの気候に似た明るい色調と人・果物・野菜・魚などをモチーフにした楽しい図柄の素敵な陶器をつくる工場と小売店がひしめいている町で、僕の「人生でもう一度訪ねたい町」でした。ビオイタリアでの商談が済むとすぐに電車に飛び乗り、短い時間でしたがヴエトリを尋ねました。35年前の記憶をたどりながら、昔、尋ねた工場を探しました。で、探し当て、その工場の陶器を見たときは「鳥肌」が立つほど感激しました。持てるだけの絵皿を持ち帰りたいと思い、道端でアフリカの青年グループが売っていたリュックを買い、入る限りの陶器のお皿を買い求めました。めったにない出張中のプライベートな時間でした。