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九州産直クラブ 社長のblog

九州産直クラブ社長 吉田登志夫の公式ブログです。九州産直クラブの商品や生産者、九州の野菜、肉、魚などの内容や、イギリスのオーガニック市場、フェアトレードなど、様々な情報をお届けします。

佐賀「有機農業塾」と自然農法・若元明さん

講演するJ-net渡辺陽子さん

f:id:sancyoku:20150513131047j:plain自然農法:若元明さんの圃場見学

f:id:sancyoku:20150513154730j:plainオーガニック夢広場&九州産直クラブ社長の吉田登志夫です。

5月13日は佐賀県生産振興部園芸課主催の第1回有機農業塾に呼ばれました。佐賀県とは3年前に北海道で開催された有機農業技術者会議で茨城大学元農学部長中島紀一さんから佐賀農業試験場のスタッフの方を紹介されて以来、おつきあいがあっています。佐賀県では環境保全型農業の担当者をおいて有機農業の推進にあたっており、有機小麦を作付したいという生産者はいるが「つくっても販売先がない」ということで相談があり、グループの加工卸会社の(株)J-netを窓口に一緒に流通づくりに取り組むことになりました。1年目は1トン足らずの小麦をラーメンに加工して販売しました。即完売でしたが粉の性格上で麺が極細となり、ラーメンと言うよりソーメンみたいでした。2年目、3年目と引き受け量は倍増してきており、そのまま佐賀産小麦粉として販売しました。「おいしい」と完売しています。今年も更に作付が良いようで、小麦粉と「ニュー麺」に加工して販売しようと思っています。農業塾第1回目の講演はJ-netの企画開発担当の渡辺陽子さんが受け持ちました。「有機農産物の流通事情」という演題でしたが、「先生」と呼ばれて、恥ずかしそうでした。その後、農業試験研究センターの森さんから「水稲のトビイロウンカの予防」「アブラナ科野菜を中心とした有機栽培技術」の研究発表があり、最後に大和町で独自の自然農法を展開されている若元明さんの圃場を見学させていただきました。若元さんの農法は土作りを徹底して雑草をなくし、虫が来ない畑を作られているということでした。「3年間は作物をつくらずに土づくりをする」という話に見学のみなさんはそれぞれ考えておられました。

佐賀県は農業国ですが、今回が「第1回目」の有機農業塾というように意外と有機農業をする方は少ないということです。広大な佐賀平野は大規模農業に適しており、農協の力も絶対的に大きく、有機農業を推進する空気が小さかったようです。でも、これからは色んな方が有機農業にトライされていくと思います。問題は流通、「つくっても売るところがない」というのが一番の悩みだそうで、産直クラブが流通をドーンと引き受けれるようになりたいものです。