ロンドンからの報告ーコロナ拡大と店舗営業
ドリームグループ(オーガニック九州産直クラブ/ナチュラルナチュラル/ロンドンナチュラルグループ)代表の吉田登志夫です。
コロナウィルスで厳しい事業所閉鎖や外出制限措置が取られいるロンドンからグループ店舗natural naturalの様子の報告が来ました。
ロンドンでは現在、医療と食料品関係以外の事業所は閉鎖されています。日本食品&オーガニック食材を販売しているnatural naturalフィンチリー店&イーリング店は通常通りの営業をしており、絶え間なくお客様が来店されています。店ではお米や麺類、納豆などが通常の2−3倍売れており、お弁当・惣菜もよく出ているそうです。
送られてきた棚の写真を見ると麺類やお菓子の棚が空になっています。去年から九州野菜を空輸で毎週出していて、とても良く売れてますが、コロナの影響で日本からのフライトが次次とキャンセルになり、担当者は頭を抱えています。産直クラブや福岡のnatural natural 店舗で人気の中村さんの人参は入荷待ちです。レジでは感染に配慮して現金は扱いません、すべてクレジットカードのみで支払いをしていただいてます。
ロンドンでは医療や食品流通に携わる労働者は「キーワーカー」とリスペクト(尊重)され、学校が休校になってもキーワーカーの子供たちは学校で別途預かって貰えるとのことで、学校に通う子どもがいるスタッフはとても助かっているようです。鍼灸整体アロマのナチュラルクリニックは緊急事態宣言が出されてからは休業してますが、イギリス政府は雇用者賃金の80%を補償するとしています。自営業者も保証されるそうで、とても助かりますね。
イギリスでは50−60%の人までコロナ感染が広がって、コロナウィルスと人間社会が共存する形で落ち着くと言われているようです。日本でも徐々にコロナ感染が広がってくるでしょう。日本各地の産直クラブや店舗でも、今後スタッフが感染することは当然有り得る事と想定して、「その時に人々の生活を支えるキーワーカー組織としてどう営業を継続するか」を考え、その日に備えたいと思います。